第二回
−手作り香水を作る−
※注意:今回はアルコールや精油(エッセンシャルオイル)を使用します。
火の元には十分注意して製作を行ってください。
また、エッセンシャルオイル
やアルコールを皮膚や眼に着けないよう十分注意してください。
1.用意するもの
左手奥から 適当な大きさの小ビン(今回は容量50mlの物を用意しました)
ビーカー(写真はは100ml)、アルコール(エタノール)
左手前 エッセンシャルオイル数種類(写真はベルガモット、レモン、ラベンダー)
最前列 ガラス棒を用意します。
香水はアルコールに対するオイルの割合によって呼び名や
香りの持続時間が違います。
例えば、
パフューム・・・持続時間5〜7時間 濃度15%〜25%
オードパフューム・・・持続時間3〜5時間 濃度5%〜10%
オードトワレ・・・持続時間2〜3時間 濃度4%〜8%
オーデコロン・・・持続時間1〜2時間 濃度1%〜3%
のようになっています。
― 香料の分量の目安 ―
無水エタノール5mlに対し、エッセンシャルオイル1滴で濃度が約1パーセントに
なるので、香料の濃度15パーセントで5mlの分量の香水を作りたい場合、必要な
エッセンシャツオイルは濃度と同じ15滴になります。
また、この比率を利用すると他の分量で作るときにも便利です。
(例)分量20ml、香水濃度10パーセントのものを作りたい場合。
無水エタノール量は上記の分量の、
20ml÷5ml=4(倍)なので
エッセンシャルオイル1%の分量は、
1(滴)×4(倍)=4(滴)になるので、
香料10%にするために必要なエッセンシャルオイルの量は
4(滴)×10(%)=40(滴)
約40滴になります。
2.アルコールを計量
ビーカーにアルコールを50ml注ぎます。
3.エッセンシャルオイルを添加
ビーカーにエッセンシャルオイルを入れます。今回は、
ベルガモットを15滴、レモン、ラベンダーをそれぞれ8滴いれました。
この分量で香料の濃度が約3パーセントのもの(オーデコロン)ができます。
4.混ぜます
そしてガラス棒でよく混ぜます。
5.出来上がり
これで出来上がりました。次に熟成させます。
6.熟成
出来上がったものを2ヶ月ほど、常温で放置します。
7.ラベルを貼ってみました
アルコールやエッセンシャルオイルの配合を変えて、
自分だけの香水を作ってみるのも面白いでしょう。
〜今回使ったものについて〜
アルコール(エタノール)は薬局で購入できます。
ビーカーはホームセンターや雑貨屋に置いてあります。
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